今の「あなたを雇い」ますか?

皆さん、こんにちは、【組織活性の専門家】
“カンパニーモチベーターの田村 毅です”
セルフモチベーションアップのためのブログです(笑)

 

あなたが社長なら、
「今のあなたを雇いますか?」

この問いに、あなたは
どのように答えますか?

 

これは、私が幹部研修や管理職研修の中で、
時折、ご参加者に投げかける「問い」です。

この問いについての答えの割合は、
企業さまによって、全く違います。

 

ちなみに、御社ではどうでしょうか?
少し、イメージしてみてください。

ハイと答える人   4割 くらい・・・
イイエと答える人  5割 くらい・・・
NA・・・ 逃避?   1割くらい・・・

いかがでしょうか?

 

永年の講師経験で、
「だいたいこんな感じです!」

というパーセンテージの割合はありません。

 

以前、初めてお世話になった
企業さまの管理職研修で、
この問いかけを、投げました。

 

すると、多くの方が、
「ハイ」に手を上げました。

私は、正直 不思議でした。
え! 本当に・・・!?と、思ったからです。

 

何故ならば、それまでの研修への
参加姿勢や熱心さはそれほどでもなく、

「質問はありませんか」と、
何度問いかけても、一度もありません。

 

完璧に講義や演習、ケースメソッドを
理解しているのか、

あるいは、そもそも関心がないのか、
よく分かりませんでした。

 

そんな取り組み姿勢や雰囲気で、
この問いには、「ハイ」です。

もちろん、一人ひとりの業績結果を
存じ上げているわけではないので、

 

突っ込んだ質問は出来ませんが、
しかし、「自分を雇う」という答えが、

とても多い・・・

 

不思議でした。

 

真剣みがない取り組み姿勢でしたから、
印象的に残っています。

 

一方、私が一番お世話になった、
あるシステム会社さまで、
この問いを投げました。

 

その企業さまは、私が長年研修で
お世話になっている
業績絶好調の優良企業さまです。

全社員が弊社の研修を受け、
管理職以上の人達は、

意識変革の上級研修を
全員受けていました。

 

そして、その後 更に
業績を上げるための4ヶ月間の研修を
行ったわけです。

 

自分の部署のMBO達成に向けて、
目標を明確に定め、それを追求し、

更なるパフォーマンスアップを
狙いとした企画でした。

 

まあいってみたら、これは
業績アップの施策ですから
本来は経営者がやることです 。

 

部外者の私が研修を実施して、
業績を上げるための目標設定をし、

それを皆で(私含め)支援し合う
研修形態でした。

 

その研修の第1回目に、
この質問をいたしました。

 

「あなたが経営者なら、
今のあなたを雇いますか」 と・・・

 

その時は、2クラスで50名前後の
ご参加者でしたが、
ほとんどの人が「 NO ! 」でした。

 

これはすごいことです。
既に業績は好調なのです。

なぜ、ほとんどの人が「ハイ」と、
手を挙げなかったのでしょうか・・・

その企業は、自分にものすごく厳しい人が
多かったように感じます。

 

「私はまだできる。 私はまだまだだ。
私は100%本気で仕事をしていない」等々 

「自己反省が多くを占めていたのではないか」
と、思いました。

 

以前も申し上げましたが、
自分に厳しい人の方が将来伸びます。

 

私はやれている、できてるという、
過信している人は伸び悩みます。

 

また、成長しない人は、
上司の指摘やコメントを、
素直に受け取りません。

 

ですから軌道修正が
できないわけです。

 

頑固と言ったらそれまでですが、
上司のコメントに対して

「私はそうは思いません」

という、ある意味
反論・反発・抵抗ですよね。

 

上位者の指摘を、受け止められない人は、
私は、成長が出来ないと思います。

 

以前、ブログでも書きましたが、
そんな「モンスター社員」がいると、

被害者意識を持ちあげて、
周囲に対して「ストレスを与えて」
しまいます。

 

ですから、まずは
「人様のコメントは受け止める」
ということが大事になってきます。

 

あなたは、
今のあなたを雇いますか?

 

あなたという社員は、
どれぐらいコストがかかっていますか?

 

あなたの年俸(税込み年収)や交通費、
それから支給されている様々な経費。

福利厚生費、通信費、社会保険料
などなどがあります。


ですから年俸(税込み年収)の1.3倍ぐらいは、
人件費コストして必要な訳です。

 

そのあなたの年俸(税込み年収)の1.3倍という、
その額に値する純利益を、
いやそれ以上のものを

あなたが捻出ているかということも
大事になって参ります。

 

つまりは、何度も申し上げてますが、
(間接部門の方々も多くいるので)

あなたが会社へ貢献
しているかどうかなのです!

 

そして、「汝・自身をしれ!」

 

あなたは、あなた自身のことを
よ~く、知っているはずです。


本気で仕事をしているか否か・・・
ここが1番大事なことです。

 

本日はこの辺で!